今回は東京の平野部に残された大自然、立川崖線の湧き水を紹介していきたいと思います。
立川崖線とは
JR青梅線青梅駅付近から調布市と狛江市の市境あたりまで続いている、延長約40キロメートルの段丘崖。約2万年前に形成された。古多摩川が南へと流れを変えていく過程で武蔵野台地を削り取ってできた、河岸段丘の連なりである。下流ではほとんど高さがないが、上流部の立川付近では15m程度の高さとなっている。崖線には湧水が多く、市街地の中の親水空間として、また野鳥や小動物の生活空間として貴重な自然地となっている。東京都環境局https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/natural_environment/tokyo/area/28_gaisen.htmlより一部抜粋
立川崖線の位置
指定年月日 | 平成6年11月5日指定、平成7年3月9日、平成7年11月20日、 平成8年10月18日、平成9年3月18日、平成10年10月27日、 平成18年10月26日、区域変更 |
指定区域 | 国立市、立川市、昭島市、羽村市、青梅市の立川崖線上の区域 |
面積 | 28,014.39平方メートル |
上の図は国立市から府中市までの地形を3D化したものです。中央に崖があるがわかりますでしょうか。これが立川崖線です。ちなみに左端に見えるのが多摩川。実は立川崖線は多摩川の河岸段丘ではなく、それより遥か昔「古多摩川」によって作られた段丘崖のため、距離があります。
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