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東急多摩川線沼部駅から徒歩3分。または、東急東横線多摩川駅から徒歩6分です。アクセスはこの上なく良いです。
東急東横線多摩川駅から行く場合、多摩川沿いを歩いていくことになります。この日は前日に雨が降っており、若干水位が高いです。
旧六郷湧水脇の湧水は、現在は多くが暗渠化された六郷用水の過去の姿を復元したものです。その復元された用水の脇に湧水があるということですね。
開渠になっている部分です。ちなみに六郷用水は、多摩川を水源として、世田谷領と六郷領、つまり現在の狛江市から世田谷区を通り大田区に至る用水路です。
写真ではわかりずらいですが。石垣に生えた草の下から、水が湧き出しています。水量こそ多くはないですが、途切れることなく滴っています。ちなみにこの湧水は国分寺崖線の東端にあたります。
国分寺崖線とは
古多摩川が武蔵野台地を侵食する際に形成された、河岸段丘の連なり。立川市から東南方向に延び、大田区の田園調布付近まで続いている。最大で20m程の高低差があり、地層が露出するため地下水が湧出しやすい。多くの湧水を擁する国分寺崖線沿いには、湧出した水を集めながら流れる「野川」が多摩川に注いでいる。
国分寺崖線は森に覆われており、古くから薪拾いなどに活用され、また湧出する清水は農業や飲用として用いされてきた。現在では武蔵野の原風景を残す貴重な自然環境となっている。
緑が映えていて美しいです。ちなみにこの六郷用水は1945年に廃止され、1970年代以降にはほとんどが埋め立てられてしまったため、過去の姿を今に伝えるこの場は大変貴重です。
まさにタイムスリップしたかのような景色ですね。
さて、この場所だけ、用水の水だけ仕切られており、用水の水が入らないようになっています。
用水の水は濁っているのですが、ここの水は澄んでいて綺麗です。湧き水がたまっているのですね。ただ、肉眼では水の流れを確認できませんでした。底または側面から、少しずつ湧き出しているのでしょう。そのため、飲用はおすすめしません。
ここで、六郷用水は再び暗渠になります。
それでは。
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