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上野毛駅から徒歩五分。五島美術館は高級住宅街の中にあります。
上野毛から五島美術館に向かう道にあった急坂。国分寺崖線です。
五島美術館の入り口は国分寺崖線の上にあります。
五島美術館は、昭和35年(1960)4月18日に私立(財団法人)の美術館として、東京都世田谷区上野毛(かみのげ)に開館しました。美術館設立の構想は、東急グループの礎を築いた五島慶太(ごとうけいた 1882-1959)によるものです
https://www.gotoh-museum.or.jp/history/
さて、五島美術館の入館料は一般1100円、学生800円です。庭園のみの場合は300円で入れるため、結構迷ったのですが、どうせならと美術館の方にも入ってみました。私が行ったときには古今和歌集の展示が行われており、源氏物語の絵巻も展示されていました。教科書に載っているものを生で見るのはやはり興奮します。
さて、本題の庭園に参りましょう。美しく刈られた芝生が迎えてくれます。
庭園はかなり大きいです。案内によると、一周15分程だそうですが、ゆっくり散策するには、2,30分かかります。
庭園は入ってすぐに大きな崖が見られます。国分寺崖線の東端部にあたります。
国分寺崖線とは
古多摩川が武蔵野台地を侵食する際に形成された、河岸段丘の連なり。立川市から東南方向に延び、大田区の田園調布付近まで続いている。最大で20m程の高低差があり、地層が露出するため地下水が湧出しやすい。多くの湧水を擁する国分寺崖線沿いには、湧出した水を集めながら流れる「野川」が多摩川に注いでいる。
国分寺崖線は森に覆われており、古くから薪拾いなどに活用され、また湧出する清水は農業や飲用として用いされてきた。現在では武蔵野の原風景を残す貴重な自然環境となっている。
下まで降りてきました。灯篭が多く立っています。
湧出地点です。清水が滾々と湧き出しています。口に含んでみると柔らかさの奥にほのかな甘みがある、大変おいしい水でした。
水量は決して多くないものの、水を汲むには十分な量です。
ちなみに池は3つほどあり、それぞれから水が湧き出しています。池にしては水が大変澄んでいるのがわかります。
斜面から水が染み出す様子も見られます。
やはり高低差のある庭園は美しいものです。ぜひ、五島美術館を訪れた際には庭園を散策してみてください。
それでは。
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