つづき湧水 神津島に湧く清水

東京の名湧水57選

伊豆諸島のひとつ、神津島。天上山のふもとから湧くつづき湧水は、神話にも登場する「水の島」を体現する存在です。

アクセス1.0
水量3.5
水質5.0
景観4.5
総評3.5
※東京都の湧水として。

神津島へのアクセスは、船か飛行機になります。往路は東海汽船を利用。22時位に乗船し、神津島に翌日の11時位に到着しました。東京の湧水を紹介している当サイトですが、アクセスは断トツで大変ですね。

つづき湧水へは、神津島の市街地から伸びる林道天上山線をひたすら進みます。車以外でのアクセスはかなり難しいように思います。

つづき湧水です。この湧水は「東京の名湧水57選」に選ばれています。離島で選ばれているのは、神津島にある、つづき湧水と多幸湧水の2か所のみです。

湧出地点はもう少し上流にあるようですが、この場所で水の流れが集まっています。

そばの岩におちょこが置かれていました。少し拝借し湧き水を口に運ぶと、すっきりとした味が広がります。島の湧水ということで、味にも特徴があるかと思いましたが、そんなこともなく優しい味わいでした。

さて、少し上流に登ると離島らしさが現れます。シダ植物と、倒れた木、そして火山島らしい白い砂。本当に美しい風景ですね。

水も透き通って綺麗です。ちなみに神津島には、伊豆七島の神々が神津島に集い、水の分配をめぐり議論したという神話があります。その背景には、神津島の豊富な水があったのではと思います。水の配分をめぐり神々が議論する姿は、現在の水問題にも通ずるところがあるでしょう。

湧きだした清水は、この海へと流れていきます。

蛇足ですが、神津島は星が美しい地としても有名です。ゆっくりとした時の流れで、癒されます。

復路は飛行機で帰ってきました。往路は12時間ほどかかったのですが、飛行機ですと1時間弱で調布につきます。

いかがでしたでしょうか。冒頭で少し触れた多幸湧水へは行けなかったため、いつかまた行くことになりそうです。

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